2025/04/12
【春、ふたりで歩くやさしい時間】
春の陽ざしに背中を押されて、マーちゃんと明日香村へ出かけました。
御池のほとりで腰をおろし、耳成山と二上山を遠くに眺めながら、ふたりでお弁当ランチ。
マーちゃんが作ってくれた小さなおにぎりと卵焼き。
いつもの味なのに、自然の中で食べると格別においしい。
風に揺れる草花を見ながら、ふと「こんな時間がいちばん幸せやな」とぽつり。
マーちゃんが笑ってうなずいてくれたのが、なんとも嬉しかった。
翌朝はまだ薄暗いうちから支度をして、吉野山へ。
静かな山道、鳥のさえずりと、桜の間からこぼれる朝の光。
そのやわらかな光が、ふたりの頬をほんのり染めてくれました。
言葉は少なくても、同じ風景を見つめ、同じ空気を吸っていることが、何より心地よい。
若いころの旅のように賑やかではないけれど、
ゆっくり歩いて、たまに立ち止まって、季節を感じながら過ごすふたりの時間。
こうして肩を並べて歩ける今が、本当にありがたく、しあわせです。